コラム96 ~よくある?
ロシアのウクライナ侵攻から、ちょうど1年たちました。
去年(2022年)の「今年の漢字」第1位は「戦」でした。
「今年の漢字」を、募集、集計、発表しているのが、「日本漢字能力検定協会」です。
パソコンや携帯で文字を変換する時に、たまに変換ミスになってしまうことがよくあります。
変換の候補がいくつか出てきて、選択ミスをしたりして、全然違う意味になったりします。
気づかずに、そのまま相手にメールを送ってしまい、恥ずかしい経験をしたことのある人も、あると思います。
日本漢字能力検定協会は、パソコンや携帯電話の文字入力で生まれる秀逸な“漢字変換ミス”を集めた、その名も「変漢ミスコンテスト」を開催していました。(2004年~2011年頃)
そのエントリー作品の中から、私が面白いと思った作品を選んでみました。
「お客様用トイレ」→「お客彷徨(さまよ)うトイレ」
「もうそうするしか方法がなかった」→「妄想するしか方法がなかった」
「回答案です」→「怪盗アンデス」
「リスト表を送ります」→「リスとヒョウを送ります」
「ドアは鎖かけてるから大丈夫」→「ドアは腐りかけてるから大丈夫」
「君といると超幸せだよ」→「君といると調子合わせだよ」
「あなたの顔何回も見たい」→「あなたの顔何か芋みたい」
「帰省中で渋滞だ」→「寄生虫で重体だ」
「同棲しよう。でも言えなかった」→「同棲しよう。でも家なかった」
「おそれながら申し上げます」→「おそれながらも牛あげます」
「ちゃんと今日中に変身します」→「ちゃんと狂獣に変身します」
「うちの子は耳下腺炎でした」→「うちの子は時価千円でした」
「地区陸上大会」→「チクリ苦情大会」
「話に困った司会者」→「歯無しに困った歯科医者」
「正しいようです」→「但し異様です」
「五百円でおやつ買わないと」→「五百円で親使わないと」
「薬剤師」→「ヤクザ医師」
「置いてかれた感じだ」→「老いて枯れた感じだ」
「あなたのこと理解したい」→「あなたの小鳥怪死体」
「うまくいかない画像サイズになった」→「馬食い家内が象サイズになった」
「恋人たちの季節」→「恋人立ち退き説」
「イブは空いています」→「イブは相手います」
「良く出来た内容です」→「欲で汚いようです」
「家で中華よ」→「家出中かよ」
「牧師さんの前で愛を誓う」→「ボク資産の前で愛を誓う」
「何かと胡散(うさん)臭い時がある」→「何か父さん臭い時がある」
変換違いだけではなく、文字の打ち間違いで、意味が変ることもあります。
例えば、「角煮(確認)ください」、「よろしく尾根ギア(お願い)いたします」、「オセアニア(お世話にな)っております」など。
皆さんも、注意していただいて、こんなコラムでも、ちょっとでもお役に立てたり、ほっこり、クスッとしてもらえたら、「ワイワイ(幸い)」です。